精神科にうつ病で入院するとは、どのようなものなのか解説(実体験)

こんにちは、ウキクです!

退院して数日が経ちました。体調も安定しており、本当に生き返ったような気分です。さて、1ヶ月近く入院をしていて、ブログも全然書けていなかったので、少しずつ入院についての記事を振り返りながら書いていこうと思います。

今回は、精神科に入院するってどんな感じなの?という部分を紹介していきたいと思います。

私の場合、「うつ病というよりも、性格や思考の癖が大きな要因で、加えてイレギュラーな事件(離婚)が起きた」という状況だったので、医師曰く「誰でもそうなるよ」程度だったという結果でした。(それについては「認知行動療法ってすごい うつ状態から抜け出した簡単なきっかけ。」の記事参照)そのため、1ヶ月で(結構自分なりにも頑張りましたが)退院することができました。

 

措置入院と任意入院の違い

まず、精神科への入院には2種類あることを知りましょう。

措置入院とは

一つは「措置入院」というもの。措置入院とは、要は自分の医師ではなく、入院させられてしまう入院です。例えば、自分を傷つけてしまう行為(自傷行為)や、他人を傷つけてしまうような可能性がある人が、行政より強制的に入院をさせられるというものです。実際に、入院中に出会った他の患者さんは、そのケースの人も多かったです。

措置入院の場合には、医師により退院時期が判断されます。つまり、自分で「退院したい!」と思っても医師の許可がなければ原則、退院できないのです。自由はかなり制限されます。

任意入院とは

もう一つは「任意入院」というもの。その名の通り、自分の意思で入院を希望するというものです。私の場合には、医師から「今は入院した方がいいのでは」という助言を受け、任意入院というかたちで入院を自分の意思で決めました。たしかに「あのままの状態が続いていたら、どうなっていたことか」と今になると思います。

ただ、仕事もしていたためその決断をすべきか、かなり迷いました。しかし、実際には「頭がごちゃごちゃして考えがまとまらない状態」であったため、そもそもまともに仕事をできる状態ではなかったのです。そのため「任意入院」というかたちで、入院しました。

任意入院の場合には原則、自分で「退院します」と言えば退院することはできます。私の場合は、「入院するからにはしっかり治してやる」という気持ちだったので、医師の判断に委ねていました。

 

精神科病棟の様子

病院による部分が大きいのかもしれませんが、うつ病は少数派でした。統合失調症、双極性障害(躁鬱病)などの人が多かったです。

鬱病で入院した人にとって、一番きつかったのは対極にいる「躁病」や「双極性障害」の患者さんでした。躁状態というのは必ずしも、ハイテンション!というだけではないそうですが、声が大きくめちゃくちゃ元気な感じの人は正直、最初は苦痛でした。ただ、その人たちも病気として苦しんでいるのは、事実です。病気によって差別をしているわけではなく、単純に入院するとそういう人もいるということは、知っておいて欲しいです。

なんせ、こっちは気分が落ち込んでいるのに、ハイテンション!でこられるとなかなか抵抗感がありました。

あとは、奇声や大声で歌いだすような人もたくさんいます。もし、うつ病での任意入院を検討されていて、「静かなところで、ゆっくり療養をしたい」のであれば、個室をお勧めします。私の場合は、お金もなかったので大部屋(6人部屋)でしたが、お金に余裕があれば個室がお勧めです。

 

入院中の自由の制限について

任意入院とはいえ、入院するということはある程度自由が制限されることになります。私の場合、「家が元凶の元だ」と考えていたので、家にいなくていいというだけでも例え大部屋でも快適でした。

ただ、家でしっかりと療養することができるのであれば、入院する必要もないかもしれません。うつ病の場合、仕事を休み、家で好きなようにゆっくり過ごす、それで十分なケースが多いようです。

入院中に不自由に感じた点をいくつか、挙げてみてます。

  • スマホなどの通信機器の利用が制限される。
  • 外に自由に出られない。(売店にもいけないし、喫煙もできない)
  • 決まった時間に起床、就寝しなくてはいけない。
  • 毎日はシャワー、風呂に入れない。
  • 食事も決まった時間に、決まったものを食べなくてはいけない。

これらは、入院するんだから「当たり前」な項目ですが、普段の生活での「当たり前」はかなり制限されます。スマホは決まった時間のみ貸し出され、外に出るのも時間が決められています。

入院時のルールは、病院によってかなり差があるのかもしれませんが、少なくとも私はそのような状況で1ヶ月を過ごしました。

 

入院中の1日の過ごし方

決まった時間に起き、朝食を食べ、薬を飲み、回診があり、散歩ができる時間には散歩をし、シャワー・風呂に入れる日は入り、スマホが使える限られた時間で家族や友人知事人に連絡を取り、それ以外はひたすら本を飲んで過ごしました。(と言っても、最初は本をまともに読むこともできなかったので本が読めだけの集中力が回復してからの話です)

他の方もブログなどで書かれていますが、基本は「放置」です。回診はほぼ毎日ありますが、一言二言、言葉を交わすだけ。あとは、週に数回医師との面談があるくらいです。なので、入院に過度な期待はしないほうがいいかもしれません。

ただ、毎日何かしらの治療に役立つプログラムがあったり、運動するプログラムもありました。それはかなり効果を感じましたし、精神科の医師と長時間話す機会(週に数回の面談)は、入院しなければできないことなので、私の場合には入院してよかったと心から思います。

あとは、ベッドに横になるだけです。テレビは部屋になかったので、時にはラジオを聞きました。(もちろん、radikoは使えませんでしたので、安いラジオを購入しました)後半は、仕事復帰に向け集中力と頭の体操をかねて、クロスワードやナンプレをひたすらやってました。

 

入院を決断する前に

うつ病以外の方の状況は、わからないのであくまでも「うつ病で入院」という観点から解説をしてきました。得るものはかなり大きかったのですが、1ヶ月間仕事ができず無収入、さらに入院費用も……というのは、なかなか厳しいものです。

正直、入院は私のようにフリーランスになった人間にとっては、リスクしかありません。

会社員の方であれば、傷病手当金などもありますので、「しっかりと治したい!」「とことん、休みたい!」という方は、入院を検討してもいいかもしれません。ただ、任意入院でも医師からの推薦(というのも変ですが)と、受け入れてくれる病院の許可も必要です。誰でもできるわけではありません。

入院は時間と費用がかかることを考えると、うつ病で苦しんでいる方は薬を飲みながら「思い切って会社をしばらく休んでみる」「認知行動療法を試してみる」など、他の手段をまずは試してみることをお勧めします。

残念ながらまだまだ日本は、精神疾患への偏見は根強いと思います。「メンタルが弱いやつだ」「ましてや入院するなんて、もう終わったな……」など、思う人もいるかもしれません。でも、そんなことはもうどうでもいいやと思っています。(笑)むしろ、知ってもらった上で理解してくれる人だけと付き合っていけばいいんだと、今は思っています。

少なからず、私の周りにはそうした偏見を持たない人に恵まれました。(本当に感謝です)

症状の重い軽いはあるかもしれませんが、今後もうつ病について、誰かの役に立つ記事を書いていこうと思っています。今日はこの辺で。

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